きうまのふぉとらいふ

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激闘レンズ対戦 真冬の大阪湾編

果たして単焦点レンズの持ち味は明るいだけなのか?それならば、同じf値のズームレンズがあれば必要ないではないか!
我々単焦点レンズは、高度な実力を持ってズームレンズを圧倒する!

これは、単焦点レンズの存在意義を掛けた戦いの記録である。
(そんなテーマだったっけ?)

前回の「単焦点レンズの魅力」から派生して、こんな感じで戦いののろしが上がりました。

改めまして、きうまと申します。

対戦日は生憎の曇りでしたが、雲の間から日が差し始めてきましたのでこれは「チャーンス!」と仕度をして車に乗り込み今回の会場である大阪湾へと向かいます。

頭上では青空が広がっています。ラジオの天気予報では曇りのち雨だそうで、車が向かう先には、うっすら灰色がかった大きな雲が見えます。

大阪湾に到着した頃には、雨雲が青空を半分くらい覆い隠していました。早々に闘いを繰り広げることとします。

雨が降る前に!いざ!

対決のルールを説明しよう。
・同じ設定(画角・シャッタースピードf値iso感度)、同じ位置から撮ること
・審判の独断と偏見による採点で高得点のチームが勝利となる


「1本目先攻、ズームレンズチーム。」
f:id:kiumahb:20150123003157j:plain
NEX-6 + E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS
24mm 1/320sec f4.5 iso100

うん、初戦でなかなかの安定感ですねぇ。得点は・・・24点!これは良いのか悪いのか、満点は何点なのか、初戦ですので全くわかりません!後攻の結果を待ちましょう。



「1本目後攻、単焦点レンズチーム。」
f:id:kiumahb:20150123003155j:plain
NEX-6 + Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA
1/320sec f4.5 iso100

こちらもまずまずの出来といったところでしょうか。得点は・・・24点!うーん・・・互角と言うことのようですね。



「2本目先攻、ズームレンズチーム。」
f:id:kiumahb:20150123003158j:plain
NEX-6 + E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS
24mm 1/320sec f4.5 iso100

うん!雲から覗く日の光が綺麗に写っています。影のなかの車もピントが合っています。しかし!3ヶ月前より小さくまとまってつまらない絵になったか?得点は・・・28点!1本目の得点を超えてきました!



「2本目後攻、単焦点レンズチーム。」
さぁゾナー選手、ここで差をつけたい所です。
f:id:kiumahb:20150123003156j:plain
NEX-6 + Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA
1/320sec f4.5 iso100

おっとぉ!?これはピントがどこにも合っていない!力み過ぎたのでしょうか?おや?膝を抱えて倒れこみました。怪我でしょうか?得点のほうは・・・7点!ズームレンズチームと大差がついてしまいました!
ここで・・・ゾナー選手、担架で運ばれていきます。棄権でしょうか?
今日は対戦前からピンボケばかりでボツになった写真が多くて調子が悪かったですからねぇ・・・大事に至らなければ良いですが。

さあ、ここで選手交代でしょうか、単焦点レンズサイドから新たなレンズが現れました。

ゾナー選手の負傷により、単焦点レンズチームの選手交代をお知らせします。」

選手交代となりました。先ほどのソナー選手の2本目の撮影が仕切り直しになります。

ゾナー選手に代わりまして、ディスタゴン選手」

おおっと!まだ紹介さえしていないレンズがここで登場しました。当ブログ管理者も予想外のアクシデントで、無理栗での登場です。

さあ!ウォーミングアップもなく堂々とした歩みで定位置に入ります。

「仕切り直しまして、2本目後攻、単焦点レンズチーム。」
f:id:kiumahb:20150123003159j:plain
NEX-6 + Touit 2.8/12 E-mount
1/500sec f4.5 iso100

おおっ!これは綺麗に捕らえた!ダイナミックな構図でパンフォーカスが決まりました。ディスタゴン選手も自信を持ってガッツポーズ。得点は・・・31点!
ディスタゴン選手、単焦点レンズの威力を見せつけました。

おや?審判がざわついていますね、何か問題があったのでしょうか?

「只今のディスタゴン選手の撮影ですが協議の結果、ルール違反として、採点を無効とします。なお、ルール違反の為、ディスタゴン選手の退場を言い渡します。」

これは無念です!ディスタゴン選手の焦点距離は12mm、今大会は24mmでの勝負ですので画角が異なります。よって、先ほどの撮影は無効となりました。
ディスタゴン選手これは悔しい、拳を地面に叩きつけております。
ゾナー選手の棄権にディスタゴン選手の退場で単焦点レンズチームは残り選手がいません。よって、現段階でズームレンズチーム合計52点、単焦点レンズチーム1本目のみの24点でズームレンズチームの勝利となりました。

医務室で安静中のゾナー選手からコメントが届いています。「今回AFのセッティングが不十分だったのが敗因。これを反省し次回に活かしたい。ディスタゴン選手の退場は残念だが、単焦点レンズとしての威厳を見せてくれた、感謝している。怪我については問題ない、次回の勝利に向け、これからトレーニングして帰る予定だ。」ストイックなゾナー選手らしいコメントでした。次回に期待しましょう。

それでは、勝利したズームレンズチームのインタビューの模様をお送りします。

まずは、初大会初勝利おめでとうございます。
「ありがとうございます。」
試合を振り返った感想はいかがですか?
「まぁ、いつも通りの撮影が勝利につながったと思いますね。」
そうですか。途中、相手選手のアクシデントがありましたが?
「まぁ、体調管理は基本ですんでね、僕らはしっかりとしたケアをいつも心がけています。怪我を治して、万全の状態でまた戦えたらと思いますね。戦う気力があればの話しですが・・・(苦笑)」
そうですか。ディスタゴン選手の撮影に動揺されていたようですが?
「まぁ、写真のクオリティうんぬんと言うより画角が違うなってすぐ分かったんでね、ルールも理解してないのかって(笑)まぁ、同じ画角でも勝てる自信はありますよね。」
そうですか。最後に一言お願いします。
「キットレンズなめんなーーー!ありがとーーー!」

以上、大阪湾よりレンズ対戦をお送りしました。