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【Pilotfly H2+SimpleBGC GUI】4K動画ロードマップ(その10)|ブラシレスジンバルのはじめ方

今回の内容は「春頃にでも記事にするかなー」と、ゆるーく考えていたのですが、状況が変わってしまって前倒しすることとなりました。

私事で恐縮ですが、最近職場の業務が短期的に変更となり、気分下げ下げで働いている中で、ブログ記事の更新が滞っています。

そんな中でも、順序立てもへったくれもなく、とりあえずこれを早く記事にしなければならないと思った次第です。

この記事以降、また更新が滞るかと思いますが、どうかお見捨てなきようお願い致します。

うーん。



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今回はブラシレスジンバル「Pilotfly H2」のはじめ方について

去年の7月頃から使いはじめて半年が過ぎたものの、未だに経験も知識も使いこなしも浅いこの頼れる先輩が(?)、皆さんにブラシレスジンバルのはじめ方をなんとなくな感じで教えて差し上げようと思うわけです。

徐々に進化してきているものの、未だプロトタイプレベルというのが個人的な感想です。
(業務用機材とはこんなものなのかもしれませんが)
物理的なバランスを取るには手動で探っていくことが多いですし、費用も高額です。

しかし数年後には、お求めやすい価格で購入でき、開封してすぐに実用レベルで使えるような完成度になっていくだろうと思います。



ブラシレスジンバルを使って撮影を行う前には、ジンバルにカメラを取り付けて、重心を探ってバランスを取るのですが、それだけでは実用上において十分ではありません。

前述した通り、未だプロトタイプレベルですので、ユーザーがジンバルに対してどれくらいの出力で動作を制御していくのかをあらかじめ指示しておかなければなりません。
初期設定で満足を得られる結果になることはほぼほぼないんじゃないかな?

バランス調整は上手くいったのに、電源入れて撮影してみたら散々な結果だったのは、決してあなたのバランス調整に問題があったからではないので思い悩む必要はありません。

バランス調整はあくまでもスポーツにおけるストレッチのような準備段階です。
必要なことではあるし、入念に行うに越したことはありませんが、それそのものが本題ではないことも確かです。



Pilotfly H2のバランス調整についてはこちら

【Pilotfly H2】バランス調整(独学)


実際に野球やサッカーの試合をする時に必要なのは何か?

そう!

女子マネージャーの存在ですね!(?)

僕らスポーツマンにとって、女子マネージャーに管理されると言うのは喜び以外の何でもありません。

バランス調整はある程度出来ていれば、後はモーター制御で何とかしてくれます。
ところが、ストレッチを入念に行ったにも関わらず、試合でうまく活躍出来ない。

「これじゃあ、マネージャーからちっとも声をかけていただけないじゃないか…」

いや、そうじゃないのだと!

試合前に自らマネージャーに声をかけに行くのだと!

「我が得点は上様に捧げ仕る」
「うむ、精進せい」

これで活躍できること間違いなし。

つまり、バランス調整が出来たら次の段階に進むのですよ。
そして、次の段階とはマネージャーに声をかけて、ありがたいお返事をバットなりスパイクなりに刻むのです。


ジンバルに対して、指示出しの変更を行う為に必要なのがGUIソフトです。

僕はBaseCam Electronics社の「SimpleBGC GUI」と言うソフトを使っています。

このソフトはWindowsMac(たぶん)に対応していますし、AndroidiOS(たぶん)の対応アプリもあります。
スマホアプリだと設定変更が即座に上書きされてしまうので、ジンバルとの初回接続はPCで行う必要があります。

ソフトは、BaseCam Electronics社のホームページから無料でダウンロード出来ます。
尚、ホームページは日本語に対応してないので頑張ってダウンロードまでこぎ着けてください。(笑)


SimpleBGCで何をするのか

予め設定されている初期値を変更して自分が望む結果となるようにします。

Pilotfly H2には、3軸を制御するモーターが3個あります。
この各モーターの動作によってカメラの向きを維持しているのです。

モーターの動作を出力と言い換えますと、どんな出力とするのかを決めるのが入力です。

我々は、この入力を変更していくことで希望する結果を探っていくのです。



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緩めと硬めと言う表現

ブラシレスジンバルを使う人どうしでコミュニケーションをする時に、「あなたのは緩めだね」とか「あなたのは硬めだね」などの表現があるかと思います。…いや、ないか。
おじさん同士が触り合いながら語り合う、微笑ましい光景が浮かびます。

緩い設定とはモーター出力を弱く設定していて、硬い設定とはモーター出力を強く設定しています。
緩い硬いのどちらが正しいのかは本人次第ですので、どちらも間違いではないのです。
つまり、緩い設定でも硬い設定でも安定させることが出来る。

しかし、安定しているからと言って、自分が望む結果となるかは別問題です。

ここがややこしい。

緩い設定だと不意の振動も少なく、安定させやすいですが、カメラを支える力が弱いので、例えば歩きながらの撮影だと上下左右に揺れ易くなります。(嫌な揺れではないですが)

硬い設定だと揺れが少なくなり、飛行しながら撮影しているような、ジンバルならではの浮遊感のある映像になります。
しかし、不意に振動したり、各モーターのパワーバランスがシビアになって安定させ難くなります。

各モーターのパワーバランスが悪いと、出力の弱いモーターにしわ寄せが来て、歩行による振動によってその軸で揺れ易くなります。
なので、各モーターのパワーバランスは、振動を偏りなく相殺できるくらいに合わせる必要があります。
この辺りは、実際に歩いて撮影しながら確認するしかないですね。


初回接続の際にやること

まずPCと接続をしてください。
ジンバル内のデータを「読み込み」を行って、Profile1~5までの各初期設定をPCに保存しておいて下さい。
保存方法は、右上のProfile1と表示されているところをクリックすると、Profile1~5までの選択欄が開きます。
選択すると、選んだProfileナンバーの設定数値に切り替わりますので、その状態で「保存」を選び名前を任意で付けて保存します。
これをProfile1~5まで繰り返します。

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これにより、元の数値などが分からなくなったり、スマホアプリで設定が上書きされてもPCで初期設定に戻せますし、作成中の設定と比較しながら作り上げることもできます。


次は、ジンバルに電源を入れた直後の位置(初期位置)の状態で、カメラの向きが水平になっているか確認して下さい。
僕は大雑把に目視で判断しますが、シビアに見たい方は水準器などで測定したほうが良いです。

もしジンバルが初期位置で安定している状態にも関わらず、水平になっていない場合は、初期位置を設定で修正します。(※事前のバランス調整が出来ていることが前提です)

画面から赤丸内の「RC」タブを選択し、下側の赤丸内の数値を変更することで初期位置の角度が変わります。
カメラの前後がズレている場合はPITCHを、左右がズレている場合はROLLをそれぞれ修正してみて下さい。

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「書き込み」を行うとジンバル内の設定が上書きされて再起動したのち変更が適応されます。
水平になるまで数値を変更して「書き込み」を繰り返して探ってみて下さい。

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水平になったらその設定を「保存」しておきましょう。

この、『設定パラメーターを変更して「書き込み」を行い、ジンバルの挙動を見ながら変更を繰り返して、上手くいったら「保存」』と言う流れが、設定を作る上での基本になるかと思います。

ひとまず、ここまで出来たらジンバルを使って歩きながら撮影してみて下さい。
きっと課題が見つかることでしょう。



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1回の記事で終わると思っていたのに…。

あ~ぁ、嫌になっちゃうわあ。

今回はここまで!

次回はモーター制御の中核となる「PIDパラメーター」について説明してみたいと思います。

内容は、僕のような「これはどうゆう仕組みだ?うーん、分からん!下せん!」と言う、不器用な人生を歩んでいるかた向けとなります。(笑)
「まどろっこしいから、サクッと使えるようにしたい」と言う方は、良心的な方がこの辺りのパラメーターを公開してらっしゃると思うので、そちらを参考になさってください。



ご観覧ありがとうございました。
ほんならまただわ!